北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室&鞍馬研究室,2005年7月29日創設の防衛安全保障専門Weblog

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

舞鶴地方隊舞鶴展示訓練2011詳報⑩ SH-60機動飛行を経て進路一路舞鶴基地へ

◆舞鶴展示訓練ヘリコプター機動飛行 舞鶴展示訓練特集、いよいよ最後の展示、ヘリコプター機動飛行が開始されます。 SH-60K哨戒ヘリコプター、舞鶴航空基地第23航空隊の所属機で、この舞鶴航空基地が完成するまでは長崎県大村航空基地からヘリコプターが展…

第4師団創設58周年 福岡駐屯地創設62周年記念行事詳報⑦ 訓練展示状況開始!

◆航空偵察と偵察隊の情報収集開始 福岡駐屯地祭特集も第七回を迎え、前回までに観閲行進を特集、今回から訓練展示の紹介を始めましょう。 状況開始、情報収集へ偵察隊と飛行隊の前進が始まります。情報収集は何時の時代も空から、ではありますが勢いよくジャ…

邦人救出任務への自衛隊法改正案 陸上での車両による輸送が可能に

◆現行法では戦闘地域の空港や港湾へ自力集合 邦人救出へ自衛隊法改正案、19日の閣議決定において作成されました。現行法では紛争地に取り残された場合、戦闘地を抜けてでも空港か港湾まで到達しなければ日本へ帰れません、しかしこれからは自衛隊が迎えに…

尖閣諸島防衛への一視点⑯ 那覇第15旅団、離島防衛の中隊戦闘団と第1混成群再編案

◆離島防衛、情報・火力面で独立した中隊が必要 今回は3月16日に紹介した那覇駐屯地第15旅団の増強案について、もう少し考えてゆきましょう。 第15旅団は沖縄県を防衛警備管区とする旅団で、第1混成団を拡大改編、沖縄という離島の特性から上級部隊で…

防衛産業、我が国防衛力を構成する重要要素の将来展望⑳ 敵対的買収への備え

◆投資自由化要求と中国企業となったエンストロム 企業とは不採算部門を維持する合理的理由が無い場合、株主や従業員への責任として切り捨てなければならないことがあります。 合理的理由には、企業の社会的責任という負担があり、特に防衛産業においては利益…

平成二十五年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2013.04.27・28・29)

◆自衛隊関連行事 いよいよゴールデンウィーク、新型インフルエンザにミサイルに靖国神社に関する韓国中国の内政干渉が続く中、皆様如何お過ごしでしょうか。 エアーメモリアルかのや、鹿屋航空基地祭が28日に行われます。第1航空群のP-3C哨戒機部隊や第7…

米主催 バーレーン第二回国際掃海訓練、海上自衛隊より6名派遣へ

◆掃海及び潜水技術向上と多国間交流 海上幕僚監部によれば海上自衛隊は、5月にバーレーンにて行われる第二回国際掃海訓練へ隊員を派遣するとのこと。 この国際掃海訓練は米海軍が主催するもので、原油シーレーンの重要な航路であるホルムズ海峡へのイラン軍…

新田原基地航空祭2011詳報⑬ 大空を舞台に南九州のブルーインパルス飛行展示

◆新田原航空祭のフィナーレ飾る飛行展示 新田原基地航空祭もいよいよ最後の飛行展示へ移ります。この詳報も第13回を数える事となりましたね。 航空祭の最後を飾るのはブルーインパルス、松島基地第4航空団の第11飛行隊であり、航空自衛隊の看板部隊であ…

対領空侵犯措置増加、567回 防衛省が緊急発進平成24年度回数統計を発表

◆南西混が最大負担、中国機接近が過去最大へ 防衛省は平成24年度の緊急発進の統計を発表しましたが、これはソ連崩壊後としては最大の緊急発進の実施を明示していました。 航空自衛隊では、我が国領空へ接近する飛行計画の無い国籍不明機に対し、防空識別圏…

久居駐屯地創設61周年記念行事(2013.04.21) PowerShotG-12撮影速報

◆精鋭!第33普通科連隊 本日、三重県津市の久居駐屯地創設61周年記念行事へ行ってまいりました。その様子をG-12の写真から取り急ぎ紹介しましょう。 国旗と共に連隊旗を掲げ行事へ臨む隊員。久居駐屯地は、近鉄の急行停車駅久居駅から第33普通科連隊と…

ペトリオットPAC-3那覇第5高射群配備完了、弾道ミサイル全国警戒態勢整備

◆第17高射隊・第18高射隊へ配備 防衛省によれば4月18日、那覇基地の第5高射群に対しペトリオットミサイルPAC-3の配備が完了した、とのこと。 PAC-3は那覇基地第5高射群隷下の那覇基地第17高射隊と沖縄本島の知念分屯基地第18高射隊へ配備されま…

米予算均衡法、歳出強制削減により空軍全航空団の作戦機三分の一が飛行停止へ

◆アフガン作戦維持と技量維持図るも即応性は低下 米予算均衡法に基づく政府支出強制歳出削減は空軍訓練体系に重大な影響を与えました。 報道の際には少々耳を疑いましたが、空軍全航空団の三分の一が飛行停止となり、これを以て予算縮減を達成しようというも…

平成二十五年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2013.04.20・21)

◆自衛隊関連行事 宮城と三宅島で地震が連続し、ミサイル破壊措置命令継続中のなか、今週末は久々の冬の寒さが戻ってくるという話を半袖で聞く当方ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか。 今週末は陸上自衛隊関連行事が一挙に多数行われます。師団行事では、…

舞鶴地方隊舞鶴展示訓練2011詳報⑨ 艦隊行動と艦隊陣形の洋上展示

◆そつなくこなす船乗りと水上戦の意外と難しい基本 海軍に徴兵されていた留学生の話、何故海上自衛隊は艦隊陣形をしっかりととれるのか。 海軍機構にとり、艦隊行動を行うにも水上戦を実施するにも艦隊陣形は基本であるのですけれども、意外と難しいものらし…

第4師団創設58周年 福岡駐屯地創設62周年記念行事詳報⑥ 戦車大隊・飛行隊・音楽隊

◆観閲行進の最後を飾る師団の花形 福岡駐屯地祭、観閲行進もいよいよ大詰めとなってきました、地響きとともに師団の花形が見えてきます。 74式戦車、第4戦車大隊長前島政樹2佐以下、師団の機動打撃部隊の中枢を担う第4戦車大隊の74式戦車が堂々の行進…

淡路島M6.3地震(2013.04.13.0533)の発生と自衛隊機緊急発進状況

◆震度六弱、情報収集へ航空機15機が緊急発進 4月13日0533時、兵庫県淡路島付近においてマグニチュード6.3の地震が発生、震度六弱の揺れが観測されました。 地震の震度は震央付近の兵庫県淡路市で震度六弱、南あわじ市で震度五強、大阪府岬町、兵…

第一師団創設51周年・練馬駐屯地創設62周年記念行事PowerShotG-12撮影速報

◆東京都民へ最新鋭10式戦車初登場 本日、練馬駐屯地へ行ってまいりました。EOS-7Dの写真はまだ整理していませんが、G-12の写真を取り急ぎ。 練馬駐屯地第1師団創設記念行事、本日行われた練馬駐屯地祭が実戦部隊として最初の配備となった第1戦車大隊の精…

第12旅団創設12周年・相馬原駐屯地創設54周年記念行事PowerShotG-12撮影速報

■相馬原駐屯地へ行ってきました 今朝の淡路島の地震、皆様大丈夫だったでしょうか。現在出先ですので手短に、本日、相馬原駐屯地へ行ってまいりました。 第12旅団は群馬県榛東村に司令部を置き、北関東信越地方を防衛警備管区とする陸上自衛隊の旅団で、従…

平成二十五年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2013.04.13・14)

◆自衛隊関連行事 北朝鮮ミサイルが日本国内に照準しているという明確な恫喝の中、我が国は挑発に乗ることなく務めて冷静に備えを固めている中、皆様如何お過ごしでしょうか。 今週末の自衛隊関連行事ですが、東部方面隊管区では第1師団と第12旅団の創設記…

尖閣諸島防衛への一視点⑮ 南西諸島南部への防空強化、戦闘機分散配備を再検討する

◆JAS-39-NG/AV-8Bを少数機調達する 現在尖閣諸島を含めた南西諸島の防空は沖縄本島の那覇基地より展開していますが、この本島以南に戦闘機を配備する方式を再検討してみましょう。 冒頭に私見を示しますと、基本的に沖縄本島以南に戦闘機部隊基地を置くこと…

防衛産業、我が国防衛力を構成する重要要素の将来展望⑲ 輸出論とキャンセルのリスク

◆防衛産業は過剰なリスクを好まない 前回紹介した、輸出が防衛装備品を安くするので輸出するべきだ、という論点へのリスク、今回はこれをもう少しだけ踏み込んでみましょう。 我が国の90式戦車は自動装填装置と火器管制装置自動追尾能力付与により打撃力で…

新田原基地航空祭2011詳報⑫ 空挺降下展示、南九州の大空に花開く落下傘の一群

◆精鋭 習志野第一空挺団、新田原基地へ降下 新田原基地航空祭、眺鷲台撮影位置から基地へ移動し、前回の掲載分まで地上展示や装備品展示を撮っていました。 遠くから先ほど離陸したC-1輸送機のエンジン音が聞こえてきます、見えてきた速度感あふれる輸送機の…

駒門駐屯地創設53周年記念行事(2013.04.07) PowerShotG-12撮影速報

◆最新鋭10式戦車、第1師団配備開始! 強風に防風、東海道本線が一時熱海から米原の間で運転見合わせとなりました昨日は駒門駐屯地祭が執り行われました。 駒門駐屯地祭は第1師団への10式戦車配備、重ねて日本最初の最新鋭11式戦車回収車(11式装軌…

朝鮮半島危機、北朝鮮弾道ミサイル日本海側へ移動 防衛省ミサイル破壊措置命令等を発令

◆菅官房長官、不測の事態への備え強調 NHK等の報道によれば、菅官房長官は本日、不測の事態に備え弾道ミサイル破壊措置命令の発令を検討していることを表明、続いて今夜、小野寺防衛大臣降りミサイル破壊措置命令が発令されました。 今回のミサイル破壊措置…

北朝鮮危機 その挑発と半島有事の可能性、警備強化と邦人保護、我が国の対応を考える

◆全面戦争は常識では考えられない 北朝鮮の韓国及びアメリカへの繰り返される挑発は、その目的が不明確であるのですが、危機的状況が続いています。 朝鮮半島有事ですが、北朝鮮側の目的が韓国政府の崩壊と半島武力統一に置かれる限り、成功の余地はありませ…

平成二十五年度四月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2013.04.06・07)

◆自衛隊関連行事 新年度最初の週末は爆弾低気圧直撃にて大荒れの予報ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。 今週末から、習志野、宇都宮、新町、駒門、熊谷、春日井と新年度自衛隊行事が早速始まります。習志野は千葉の、新町は群馬県高崎市、駒門は静岡県御…

与那国自衛隊駐屯計画撤回の可能性、防衛省は石垣島へ新駐屯地と沿岸監視隊配置検討

◆与那国町用地交渉難航、礼文分屯地方式が理想 台湾に隣接する与那国島、産経新聞の報道によれば、自衛隊の誘致を行った与那国町が自衛隊へ迷惑料10億円の一時金を求めたことで、防衛省は与那国島ではなく同じ南西諸島の石垣島へ配置する方向で検討を進め…

舞鶴地方隊舞鶴展示訓練2011詳報⑧ IRフレア発射!、ミサイル艇&哨戒ヘリコプター

◆大空に炸裂する焔!巻き上がる海面の白煙 訓練展示は機動航行展示に続いてIRフレアの発射展示へと転換してゆきます。舞鶴展示訓練詳報第八回は、IRフレアが海から、空から、投射される展示です。 IRフレア、赤外線誘導方式の誘導弾やFLIRカメラなどによる照…

第4師団創設58周年 福岡駐屯地創設62周年記念行事詳報⑤ 通信・後方支援・特防部隊

◆師団任務を通信と整備で支える部隊 福岡駐屯地祭観閲行進、前回に続き今回も師団の任務と前進を支える重要な部隊の行進です。 第4通信大隊観閲行進、指揮官小林義孝2佐以下の二個中隊よりなり、通信大隊は多重無線通信搬送、通信伝送、有線通信搬送等を行…

本日より2013年度 四月一日、新年度もWeblog北大路機関をよろしくお願いいたします

◆今後とも北大路機関をよろしく 本日から新年度、四月一日からの新しい年度もWeblog北大路機関よろしくお願いいたします。 2013年度、東日本大震災から二年を経て新し防災政策に基づく国造りが必要となると同時に、南西諸島での戦後最大の緊張状態、そし…