北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室&鞍馬研究室,2005年7月29日創設の防衛安全保障専門Weblog

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

北大路機関2015大晦日 本年もありがとうございました、来年もどうぞよろしく!

■大晦日2015 大晦日、本年も残るところあと僅かとなりました。 2005年7月29日に阪急十三駅にて神戸三宮からの帰路深夜の特急待ち合わせ時間を利用し、ノートパソコン東芝dynabookとPHS回線にて立ち上げたWeblog北大路機関は本年十周年を迎えまし…

北大路機関『自衛隊最新装備2015』 最新ヘリコプター搭載護衛艦と各種最新鋭装備

■自衛隊最新装備2015 毎年年末恒例、本年Weblog北大路機関が紹介しました今年の最新ヘリコプター搭載護衛艦と各種最新鋭装備について、紹介しましょう、本年も様々な装備を紹介する事が出来ました。 新ヘリコプター搭載護衛艦いずも、いずも型護衛艦の一…

北大路機関2015:自衛隊関連行事展開記録 日本列島をヘリコプター搭載護衛艦くらま、とともに

■北大路機関防衛撮影記 2015年、師走もあと僅かとなってきました、皆様の本年はどのような一年であったでしょうか。 本年はヘリコプター搭載護衛艦の一年でした、思い出しますのは2012年の自衛隊観艦式、ヘリコプター搭載護衛艦しらね、くらま、が参…

航空防衛作戦部隊論(第二七回):航空防衛力、F-15稼働率支えるBITプログラムとLRU換装整備

■F-15稼働率支える設計 戦闘機部隊の分散運用を提示しましたが、その用法についての結論や施策について。 F-15戦闘機など、拠点基地に集中配備する様子は列線にならぶ戦闘機の威容は頼もしいものがありますが、一カ所に集めますと弾道ミサイル攻撃を開戦第一…

陸上防衛作戦部隊論(第四二回):装甲機動旅団編制案の概要 後方支援部隊と連隊段列

■装甲機動旅団支援部隊編制 装甲機動旅団編制案の概要、後方支援部隊と連隊段列及び部隊編制について。 広域師団は装甲機動旅団と航空機動旅団の二個旅団を基幹として編成する、そして新防衛大綱に明示された戦車定数削減を受け、自衛隊の基幹部隊を戦車を持…

二〇一六年度防衛予算五兆〇五四一億円、閣議決定で了承 統合機動防衛力整備に課題

■二〇一六年度防衛予算五兆〇五四一億円 来年度2016年度防衛予算、5兆0541億円が閣議にて了承されました。そこで本日は、概算要求を経て財務省査定後了承された主要装備について、紹介しましょう。 一括調達の決断ならず、そして重装備再評価という予算です…

平成二十七年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2015.12.26/27)

■自衛隊関連行事 メリークリスマス、週明けには仕事納めというところでしょうか、皆様年末をいかがお過ごしでしょうか。 今週末の自衛隊関連行事ですが、基本的になにも行われません。しかし、年末は多くの艦艇が母港に戻ってきますので、横須賀のヴェルニー…

メリークリスマス!特別企画 海に浮かぶ黒鋼の城郭、海上自衛隊護衛艦が醸す幻想的情景

■メリークリスマス! クリスマスイヴ特別企画としまして、街頭のイルミネーションを超えた海に浮かぶ黒鋼の城郭のもう一つの姿を紹介しましょう。 海上自衛隊艦艇の常夜灯が描く海のイルミネーション、海上自衛隊護衛艦が醸す幻想的情景です。ヘリコプター搭…

天長節 我が国平和防衛政策の将来と単極下多極化時代の国際公序展望を考える

■平和を天長節に考える 本日は天長節です、そこで本年の防衛安全保障上の転換点などを振り返り、我が国の展望を考える機会としたいと思います。 昭和という時代は太平洋戦争、大東亜戦争による我が国の転換点を迎えた時代であり、戦前戦中戦後という言葉で区…

カフェイン栄養剤取扱注意 ファイト!一発!陸軍航空糧食“航空元気酒”と栄養ドリンクの意外な関係

■栄養ドリンクと陸軍航空糧食 カフェイン中毒、福岡県で一年以上仕事中の眠気払いにカフェイン飲料と錠剤を服用していた若い方がなくなる痛ましい事故がありました栄養ドリンクは便利ですが用法容量をまもらなければなりません。 日本での栄養ドリンクの原型…

AH-64D訴訟最高裁判決で富士重工勝訴、調達一方中止の国に351億円支払い命令

■AH-64D訴訟 富士重工AH-64D訴訟において最高裁は17日、富士重工の訴えを認めた東京高裁の判決を支持し、国に351億円の支払いを命じました。 AH-64D戦闘ヘリコプターは陸上自衛隊がAH-1S対戦車ヘリコプターの後継機として導入を決定し、富士重工がライ…

航空防衛作戦部隊論(第二六回):航空防衛力、戦闘支援の列線整備能力と検査隊整備

■戦闘機の列線整備と検査隊 前回F-35Bに脱線しましたが、F-15とF-2にF-4の戦闘機分散運用整備基盤について、コンテナへの整備機材事前備蓄方式ですが留意点が二つ、それは整備機材の予備機材調達予算と保管方法です、そしてもう一つどこまで整備するか、も。…

陸上防衛作戦部隊論(第四一回):装甲機動旅団編制案の概要 後方支援部隊直接支援中隊

■後方支援部隊直接支援中隊 装甲機動旅団後方支援、装甲機動旅団隷下の連隊戦闘団は機械化大隊と捜索大隊を基幹とし、機動運用能力を第一とする案を示しました。 機械化大隊は戦車中隊と2個装甲戦闘車中隊、捜索大隊は軽装甲機動車中隊と対戦車中隊を基幹と…

平成二十七年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2015.12.19/20)

■自衛隊関連行事 今週末、いよいよ年末という機運が高まる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 土佐清水分屯基地祭、今週末は四国南端のこの分屯基地にて開庁記念行事が行われます。通信部隊の基地dえ、立地も高知県土佐清水市下益野、要するに四国…

大怪獣ガメラ 公開五〇周年特別企画【4】 未知への飛行! ヴィクターvsデルタダート空中決戦

■北極海ヴィクター機撃墜事件 大怪獣ガメラ 公開五〇周年特別企画は今回が最終回です。ガメラ劇中で自衛隊は奮闘しました、予算不足で旧陸軍の11年式軽機関銃が現役であったり、L-19観測機で夜間索敵を命じられるも発見に成功したり、です。 最終回の今回…

大怪獣ガメラ 公開五〇周年特別企画【3】 超兵器パーシング1型400kt核弾頭と自衛隊秘密兵器

■ガメラ核攻撃! 大怪獣ガメラ北海道上陸、1965年時点で最強の戦車砲が通じず、航空攻撃も効果がない、じゃあ核兵器しか打つ手がないじゃあないか、というガメラ一作目の自衛隊の見解について。 パーシングⅠ、自衛隊の第一線部隊からの要請を受け即座に米軍…

大怪獣ガメラ 公開五〇周年特別企画【2】 F-86D、ジェット機出動第2航空団千歳基地

■第二航空団vs大怪獣ガメラ 1965年の第一作目となった大怪獣ガメラ、北海道に上陸したガメラへ第七師団と共同し攻撃を加えたのは、北方防空の精鋭、第二航空団でした。大怪獣ガメラを純軍事的に検証する、1965年の映画を相手に大人げないといわれるかも…

大怪獣ガメラ 公開五〇周年特別企画【1】 奮闘第七師団!精鋭第七戦車大隊夕張遭遇戦!

■大怪獣ガメラ 公開五〇周年 2015年はどういう一年間か、と問われれば戦後70年、という答えが妥当なのですが、戦後20年を経て誕生した大怪獣ガメラの50周年でもあったわけです。 大怪獣ガメラ、その日本上陸に際し最初に戦火を交えたのは創設間もない陸上自…

東部方面隊平成27年度方面隊実動演習 参加人員4000名・車両700両で東富士演習場等にて展開中

■東部方面隊実動演習 現在、陸上自衛隊東部方面隊は、平成27年度方面隊実動演習、として最大規模の演習を展開中です。 東部方面隊は首都圏を中心に関東甲信越地方全域を防衛警備管区とする陸上自衛隊の方面隊で、首都圏の防衛と災害派遣という重責を担って…

航空防衛作戦部隊論(第二五回):航空防衛力、海上自衛隊との統合防空任務 続

■将来のF-35Bと現代のF-15J 前回には海上自衛隊と航空自衛隊の航空作戦協同、という分野について記しました、海上自衛隊が輸送支援を行う事で多数の戦闘部隊基地を島嶼部や沿岸部に配置する事が出来れば、その分護衛艦隊を陸上の戦闘機防空圏内に置き作戦行…

平成二十七年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2015.12.12/13)

■自衛隊関連行事 冬の嵐、ルミナリエの会場が倒壊するなど突風被害が相次ぎましたが、皆様ご無事でしょうか。 今週末の自衛隊関連行事ですが、那覇基地航空祭2015、この一つ。エアーフェスタ那覇は南西諸島最大の自衛隊行事として知られ、また、旧海軍小…

陸上防衛作戦部隊論(第四〇回):装甲機動旅団編制案の概要 後方支援部隊への視座

■装甲機動旅団後方支援部隊 装甲機動旅団特集は今回で第四〇回を数える事となりましたが、いよいよ最後の要点、後方支援についてその私案を議論する事とします。 今回から数回に分けて装甲機動旅団の後方支援部隊について、近接戦闘部隊と長距離戦闘部隊や戦…

超駆逐艦ズムウォルト公試開始 アメリカ海軍14000tの先進ステルス駆逐艦一番艦

■ズムウォルト公試開始 アメリカ海軍の将来駆逐艦、ズムウォルト級駆逐艦の一番艦ズムウォルトが、バス鉄工所を公試に向け初出航しました。 ズムウォルト級駆逐艦一番艦のズムウォルトは、現在のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を上回る満載排水量14000…

12.8:真珠湾攻撃太平洋戦争開戦記念日、平和への祈念と永続への覚悟を共有

■平和への祈念と永続への覚悟 本日は12月8日、開戦記念日です。1941年のこの日我が国がアメリカの真珠湾軍港を空母6隻で奇襲、太平洋戦争がはじまりました。四年間の激戦を経て敗戦、その後平和憲法が制定され今に至る平和が続きますが、その我が国…

C-17 vs MV-22 自衛隊機として視た戦域間輸送機と可動翼機の必要性を比較する

■JSDF / C-17 vs MV-22 手遅れシリーズ、と題するべきでしょうか、生産終了となったC-17輸送機と自衛隊が導入するMV-22可動翼機、どちらが自衛隊に優先度があったのか、という視点の記事です。 C-17輸送機は、戦域間輸送機として、これまで大きな輸送力を持…

航空打撃戦、空爆という任務 イギリスがISIL攻撃へキプロス島アクロティリ空軍基地へ戦闘機12機を展開

■作戦機8機 一国への空爆、と言いますと太平洋戦争の空襲しか身近に知る人のいない我が国では戦略爆撃機数百機での絨毯爆撃を毎日反復、という印象が強いのですが、意外と小規模でも可能です。 連載記事としまして“航空防衛作戦部隊論”にて、戦闘機を8機単…

C-17輸送機生産終了へ 画期的輸送機、ボーイング社271号機を製造後ロングビーチ工場を閉鎖

■戦域間輸送機C-17 C-17輸送機、いよいよ生産が終了します、ボーイング社は現在製造中のカタール空軍向けの機体を最後にC-17の製造ラインを閉じる事を発表しました。 この輸送機は2007年に終了計画が提示されましたが、その後、アメリカ空軍と友好国同盟…

平成二十七年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2015.12.05/06)

■自衛隊関連行事 急な寒波、と先週冒頭に記しました以上の急激な低気圧が日本列島を覆い特急サンダーバードは運休となっていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。 新田原基地航空祭、ここまで寒くなったらば暖かい南国に行くしかない、という今週末の自衛隊…

岐阜基地航空祭2015詳報【第十二回】 岐阜飛行開発実験団、航空祭終幕来年もよろしく!

■岐阜基地航空祭2015詳報 岐阜基地航空祭2015詳報、今回が最終回です、当日の帰投機を全機撮影しましたのでその写真と共に。 パッチ、撮影位置からの撤収ですが露店の前を通ります、その模擬売店で売られますパッチ、航空祭と云えばこちらも名物です…

榛名防衛備忘録:基地警備用強化小銃HK-416/M-27

基地警備用強化小銃HK-416/M-27 航空自衛隊の基地警備について、2000年代より軽装甲機動車の配備が進み、MINIMI分隊軽機の配備が進んでいるが依然として小銃は64式小銃のままです。 HK416小銃、航空自衛隊向けの小銃として、9mm機関拳銃…