2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
■日本海狙う新型弾道弾と潜水艦 北朝鮮がムスダン弾道ミサイルの実験を繰り返していますが、このまま放置すれば日本海沿岸部への重大な脅威へ至るかもしれません、何故ならばそのミサイルの特性と運用がこれまでのミサイルとは異なるものである為です。 日本…
■自衛隊災害派遣任務完了 熊本地震の自衛隊災害派遣任務が完了しました、蒲島熊本知事は「自衛隊の存在の大きさをあらためて認識した。県民を代表して、隊員一人一人に感謝申し上げたい」と謝意を示しています。 震度七の激震が前震であり、続いて震度七の激…
■同盟の相益 トランプ氏が掲げるアメリカファースト米国最優先主義について、これが孤立政策に進むではないかとの批判があります。 つまり、アメリカファースト米国最優先主義は、世界がアメリカファースト米国最優先主義に共感する地域が限られている為、ア…
■防空作戦と拠点基地機能 航空戦に勝ち抜くための航空基地の理想像と現実について、少し触れる事としましょう。 拠点航空基地、その理想図について考えてみます。お断りしておくのは一例であると共に我が国の地形には必ずしも合致するものではなく国土の七割…
■自衛隊関連行事 海軍記念日の本日、劇場版ガールズ&パンツァーBD発売となりました本日、夏日が散見される暑い五月末、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今週末の自衛隊関連行事は戦車部隊や施設部隊の記念行事が目白押しとなっています、北恵庭駐屯地創設6…
■国際公序と規範形成 G7伊勢志摩サミットが本日開幕しました。最大の課題は世界経済の持続的発展の維持ですが、併せてその基盤となる安全保障への関心もG7に求められる世界からの視点といえるでしょう。 先進七ヶ国首脳会議、中東アフリカ地域の情勢変化とこ…
■G7伊勢志摩サミット G7伊勢志摩サミットが明日より開幕します、世界の課題と将来へ責任ある先進七か国が解決策と協力方法を討議する場です。そこで、本日から国際社会への世界政治が突き付けられた課題について、考えてみましょう。 G7,我が国の安倍総理大…
■誤って実弾,友軍相撃 陸上自衛隊にて空包と実弾を取り違える事故が発生し、実弾を装填したまま双方が相手に向け銃撃、2名の隊員が負傷しました。 この事故は23日、北部方面後方支援隊が第5旅団管内の北海道鹿追町然別演習場での演習中に発生したもので…
■自衛隊F-X,X-2/F-3 vs F-22 F-22戦闘機再生産計画特集の最終回、今回の報道では第三国への供与をかなり意識した報道となっています、そうした場合、やはり気になるのは航空自衛隊がF-22戦闘機を配備する可能性でしょう。 我が国防衛装備庁は現在X-2技術実証…
■地方隊沿岸防備部隊 駆潜艇から沿岸警備艦へ、この背景には駆潜艇みずとり型の諸性能を見ますと限界が見て取れます。 みずとり型、現在のミサイル艇よりも大型ですが、満載排水量490t、全長60.5m、乗員80名、1900hpディーゼルエンジンを搭載し最高速力は20…
■将来の戦車三〇〇両体制 ペントミック師団としての五単位師団案について,無理に新防衛大綱に基づく戦車300両体制に拘るのではなく将来の戦車300両体制を展望しつつ、その過渡案を前回に続き考えてみましょう。 師団は五個連隊、旅団は三個連隊、連隊…
■自衛隊関連行事 G7先進七ヵ国伊勢志摩サミットがいよいよ近づいてまいりました,世界の課題に先進国首脳が責任ある対応策を討議する場です。 自衛隊は各国首脳を中部国際空港からサミット会場へ輸送するべくCH-47,UH-60JAを中部国際空港へ約20機を展開させ…
■内戦下シリアへ復興支援 日本政府は国連UNDPとの協同でシリア内戦へ復興の人員を派遣するとの事がAFP通信により報道されました。 これは我が国の吉川元偉国連大使が昨日18日にシリアのジャファリ国連大使や国連開発計画UNDP高官とニューヨークで会談…
■責任者に求められる知識 巨大災害,次の有事への備え、自衛隊にできる事とできないことがある、しかし、という視点から。 自衛隊にできる事とできないことがある、しかし出来る事と可能な装備があるならば完全に発揮する必要がある、そしてそれ以上に、官民…
■冷戦期海上自衛隊の構想 LSMPSという構想から前回、将来小型護衛艦の必要性を提示しました、この方式はデータリンクで繋がる、兵器システムのセンサーとしての小型艦艇との位置づけを強調しすぎますと、先進的過ぎ、実現性が中途半端となったアメリカのLCS…
■日本のメガシティへのアプローチ 巨大都市競合地域“メガシティ”という新たな戦場への一考察、最終回は日本という国家の専守防衛と平和国家としての軍事アプローチから考えてみましょう。 冷戦時代にアメリカは柔軟な姿勢を示しました一方、冷戦後は、大量破…
■日本国土を守った自衛隊 本日は沖縄本土復帰の日、遠い将来であっても日本国土を我が国の防衛力だけで防衛できる国民の決意が、と考えるところですが、トランプ氏、大統領就任すれば日本防衛費の全額負担を要求する考えを表明 応じなければ駐留米軍を撤収す…
■熊本地震発災一ヶ月 熊本地震発災から一ヶ月が経ちました、一か月前の今日、宵の口に突如緊急地震速報が鳴り響き、夜闇に照明で浮かぶ熊本城が土煙に包まれる不気味な映像と共に震度七が速報されました。 南海トラフ巨大地震による日本列島全域への津波被害…
■自衛隊関連行事 熊本地震発災から明日で一ヶ月となるところです、被災された方へ重ねてお見舞い申し上げます。 現在西部方面隊が中心となり自衛隊は総力を挙げて生活支援に当たっています、この関係から今週末に予定されていました第3師団創設記念行事千僧…
■国土戦と法的後方支援 拠点航空基地と国土防衛戦における法的後方支援基盤という視点について。 拠点航空基地の場合は、後方の拠点となると共に平時には広報の拠点となります、広報は自衛隊においては平時の実戦として重要視されているもので、我が国中央官…
■戦車急縮小と高価な装甲戦闘車 五単位師団方式のペントミック師団、この方式の一つの利点は統合機動防衛力整備と南西諸島防衛や北方脅威増大という背景のもとで、論理展開を進めてきました。 陸海空自衛隊の中でも従来の専守防衛を単純な本土決戦主義という…
■ラプターと空軍大戦略 F-22戦闘機再生産計画、下院小委員会討議されましたステルス戦闘機ラプターの生産再開について、現実性と構想背景との視点から見てみましょう。 F-22再生産についてどの程度現実性があるのでしょうか、今回提示された生産数は190機前…
■アメリカのリスク アメリカのリスク、としまして大統領選ポピュリズム台頭と国際公序再構築という視点から大きな変動の徴候を考えてみる事としましょう。 北朝鮮核実験準備、アメリカジョンズホプキンス大学の研究チームが衛星画像などからその兆候が、これ…
■キャンプ富士2016 ゴールデンウィークの5月7日、静岡県御殿場市のアメリカ海兵隊キャンプ富士日米フレンドシップデイ二〇一六が開催されました、LAV-25,AAV-7,M-1161,M-777様々な装備が展示されましてその様子を紹介しましょう。 LAV-25はアメリカ海…
■LSMPSという構想 将来小型護衛艦は護衛艦の数の不足を補うと共に、高性能護衛艦であっても同時に複数海域へは展開できない物理的限界への多面的アプローチという側面から提示するものです。 護衛艦の数の不足、というのは、一定海域へ常時哨戒出動していな…
■日本を構成する一七一五市町村 東日本大震災、2011年の文字通り“有事”というべき状況下、突き付けられた問題点について。 東日本大震災を受け、様々な方々の当時の話をお聞かせ頂いたところ共通する事例として、幹部自衛官の不足というものがありました…
■家族で行きたい自衛隊行事 こどもの日、本日五月五日はこどもの日です、そこで家族で行きたい自衛隊行事、という視点から少し考えてみました。 航空祭は最前列を確保するべく重い一眼レフとガラスに金属の塊である望遠レンズを背負って全力疾走、駐屯地祭は…
■自衛隊関連行事 熊本地震への自衛隊災害派遣が継続する中、アメリカ大統領選挙では共和党指名選に大きな動きがありましたが、今週末の行事について。 大津駐屯地祭、琵琶湖畔の陸上自衛隊駐屯地で中部方面混成団本部が置かれる駐屯地です。今年度の大津駐屯…
■憲法記念日 本日は憲法記念日です。安全保障を重要な論点として提示する際、意識しなければならないのは憲法の関係です、そこで本日はこの視点から少し考える事としましょう。 憲法記念日という事で、安易な憲法をこのまま維持するのか憲法を改正するのか、…
■F-22戦闘機再生産計画 CNNが報じたところによれば、米連邦議会下院の小委員会において、かなり現実的且つ具体的にF-22戦闘機の生産再開が討議されているとのこと。 F-22,最強の戦闘機、と提示して本機ほど異論がない航空機もないでしょう。米連邦議会下院の…