北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室&鞍馬研究室,2005年7月29日創設の防衛安全保障専門Weblog

【防衛情報】45型防空駆逐艦デアリングの修理完了計画と韓国海軍FFG-Ⅲ新フリゲイト全南

■防衛フォーラム

イギリス駆逐艦の修理遅延と日本とFFMとよくひかくされる韓国新型などのわだいをまとめました。

イギリス海軍は永らく修理を続けていました45型防空駆逐艦デアリングの修理完了計画を発表しました、これは熱帯の海域を航行中に発電能力が以上低下する不具合に見舞われ、2017年から8年間航行できない状態に陥っていたものです、ディーゼル発電機の問題により、冷却系統が暖かい海域では機能不随になるという原因が特定されました。

この問題の発電装置を交換し12ヶ月以内に再度作戦運用に戻ることを企図しているもよう。45型駆逐艦は高い防空能力を有するとともに、統合電気推進方式を採用しているため、ディーゼル発電機が動かないと言うことは統合電気推進艦艇には致命的で、その是正が待たれていました。

ただ、45型駆逐艦全体の問題化と言えばそうでは無く、デアリング以外の艦艇はインド洋や東南アジア、東京湾においても航行できており日本にも来航しました。イギリス海軍航空母艦2隻を建造し、また戦略ミサイル原潜などの費用面のかかる防衛計画に海軍全体の予算不足が厳しく、艦艇の稼働率が大きく影響を受ける状況が続いています。

韓国海軍が導入するFFG-Ⅲ新フリゲイト全南が進水式を挙行しました、SKオーシャンプラント造船所において建造された新型艦は満載排水量3600t、ヘリコプター運用能力を持つと共に全長129m、5インチ砲に加え韓国型VLSであるKVLS、個艦防空ミサイル及び対艦ミサイルなどを搭載しています。

FFG-Ⅲについて、特筆すべきは新型のAESA方式のMFRレーダーを搭載している点で、またこれらを統合引用するISM複合センサーマストを採用するなど最新型として十分な能力を有しているという。韓国ではフリゲイトを重要な輸出品として位置づけており、フィリピン海軍やタイ海軍において既に採用され運用実績を伸ばしています。

防衛省は新傭船の船名を”はくおうⅡ”とすることを発表しました。政府は南西方面の輸送強化へ高速カーフェリーの取得を強化しており、既に高速カーフェリーを”はくおう”として導入し、訓練は勿論、フェリーとしての調理機能や入浴設備などを活かし、災害派遣にも投入されています。

すずらん、として導入された初代はくおう、にたいして次のフェリーは、はまなす、そして政府傭船として運用を開始した時点で、はくおうⅡに改名するとのこと。またウェーブピアサー型の高速カーフェリーは、ナッチャンWorldを運用していますが、ブルールミナスをナッチャンNEOとして配備するとのこと。

ポルトガル海軍向け補給艦ルイスデカモンイスの起工式が行われました。これはトルコ国内で建造されるポルトガル海軍の新型補給艦で、満載排水量は11000tと若干小型、全長も137mとなっていて、ハイブリッド推進方式を採用、乗員は50名ですが更に50名の便乗が可能という、パワープロジェクションシップです。

ルイスデカモンイスにつづいて2番艦Dディニスも起工式が行われ、ルイスデカモンイスは2028年4月に竣工予定、Dディニスは2028年12月に竣工予定となっています。パワープロジェクションシップは総合補給艦の搭載能力をいかした新世代の設計で、海上自衛隊も次に建造の補給艦にこうした能力を追加する予定とのこと。

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