北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室&鞍馬研究室,2005年7月29日創設の防衛安全保障専門Weblog

【キューバ情勢】アメリカが先制攻撃を行った場合の無人機による反撃の懸念

■第二次キューバ危機

ワシントンDCとハバナの距離は1850kmです。

1850km、これはシャヘド136の射程内です。あまり意味のある話ではありませんが、かりにキューバ軍がイランやロシアから自爆用無人機の技術提供を受けていた場合、アメリカ軍がハバナ空爆や強襲作戦を実施した場合、無人機が東海岸に及ぶことを可能性として考慮しているのか、と。

キューバ軍が無人機を保有していて切迫した危険がある、こういう主張はルビオ国務長官などから為されているところですが、無人機による攻撃、今まで行われたことは有りませんし、本土攻撃でもされていない現状、戦力が根本から異なる現状で、キューバから戦端を開く必然性は無いのですが、アメリカ軍が先制攻撃をするならば別だ。

シャヘド136ならば、イスラエル軍の事例を見れば、迎撃システムが作動し弾薬が枯渇しなければ迎撃は簡単ですが、射程が長いため、フロリダ州のような近傍以外に、ワシントンDCまで到達する無人機に対して、アメリカが本土防空を強化しているという話を聞かない、イスラエル程国境に地対空ミサイルを並べていないのですよね。

ホルムズ海峡封鎖の可能性を考えずテヘランへ最高指導者抹殺の為の攻撃を加えた、こういう意思決定過程を省いた政権が現在のトランプ政権ですので、フロリダ海峡やユカタン水道の機雷敷設懸念を度外視して、キューバ侵攻の可能性はあるのですが、もう一つ、無人機攻撃対策は大丈夫なのか、戦端の前に懸念を払しょくできないのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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