練習艦隊近海練習航海日程がそろそろ発表される頃合いですが皆様いかがお過ごしでしょうか。今週も公開行事は無く練習艦隊写真と共にCOVID-19の話題などを。

東日本大震災から十年を迎えた我が国ですが、喫緊の課題はCOVID-19という災害でこれは間違いなく天災です。現実問題として東日本大震災の犠牲者は津波被災者と共に原子力事故に伴う広域避難など、震災関連死を含め2万2200名を超える規模となっていますが、COVID-19は一つ対応誤れば、東日本大震災を遥かに凌駕する巨大災害となりかねません。

日本の感染対策ですが、反発はかなり声を大きく聞く印象ですけれども、ロックダウン都市封鎖を行う事も、マスク着用法的義務化も、夜間外出宣言も行わず、自粛主体の要請で、そして幾つかの国で問題視されているような、不明瞭な人口減少や統計に影響する規模の犠牲者見逃しも、医療崩壊も回避出来、経済も崩壊していません。何とかなってはいます。

COVID-19,日本国内で懸念されているのは感染力が強く致死性も高まっている変異種による日本国内の感染拡大です。COVID-19は感染対策に成功していると評価された諸国、シンガポールやイスラエルやスウェーデンにチェコが代表例ですが、次の波で大規模感染を引き起こす事例が非常に多く、日本が名を連ねないよう進めるにはどうすればよいのか。

神戸市で39%のイギリス変異ウイルス株が。これは市中感染状況を調査する為に積極的なPCR検査を実施した結果、感染者数の39%がイギリス変異種となっており、現在の感染対策により爆発的感染を抑制できているのは在来型のCOVID-19であり、新型ウィルスについては感染防止策をすり抜け感染拡大を引き起こす可能性を示唆した結果といえましょう。

N501Yというイギリス変異ウイルス株、この拡大について北海道大学が気になる研究結果を発表しています。それは北海道大学大学院工学研究院の研究チームが北海道においてN501Yが確認される前に採取された下水サンプルに、N501Y遺伝情報が検出されたとの事、これは検査体制を逃れた静かな市中感染の可能性を示しており、今後も油断はできません。

イギリス変異ウイルス株N501Y、この危険性ですが死亡率はかなり高くなるようです。これはイギリスのエクセター大学研究チームは10日、30歳以上の5万5000名を対象に調査した結果で、N501Y感染者と在来種感染者では死亡率が64%高まる、これは致死率64%ではなく、致死率2%のCOVID-19在来種との比較で、上昇するリスクが算出されたという。

ワクチン、これがCOVID-19の現状を変える要諦となりますが、接種回数でみてみますと、厚生労働省の発表では3月10日1700時時点で14万8950回とのことでした。人口の60%が免疫獲得により集団免疫を構成できるという事ですから、しかし、14万8950回、ワクチンの総量が少ない要因はあるものの、日本の人口を考えますとまだまだ鎮定、先は長い。

アナフィラキシー。ワクチン接種の際に生じる過度なアレルギー反応副作用ですが、10日の衆議院内閣委員会にて河野規制改革担当大臣は、既に17名のアナフィラキシー症例が確認されており、欧州やアメリカと比較して日本ではアナフィラキシー症例が多い印象があり、慎重に推移を見守ってゆく事としています。もっとも重篤化した事例はないとのこと。

東日本大震災を経験した日本だからこそ、地殻変動かウィルス変異かの違いはありますが、危機管理の視点を見失うことなく、見たくない現実と科学的検証を直視する意味と意義を体験として知っている訳でして、このCOVID-19世界的流行禍についても冷静さを失わず観てゆきたい。当初想定よりも時間は掛かるようですが、もう少し耐えてゆきましょう。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関