北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室&鞍馬研究室,2005年7月29日創設の防衛安全保障専門Weblog

ウクライナ情勢-ロシア軍ポクロフスク北方ドブロピリャ近郊浸透突破事案

■防衛情報-ウクライナ戦争
機械化されていないと隙間を突破されるという日本にとって重要な戦訓です。

ロシア軍ポクロフスク北方ドブロピリャ近郊浸透突破事案について、ISWアメリカ戦争研究所は8月19日付の戦況報告においてその分析を掲載しました。かなり大きな浸透があったとのことで、現在ロシア軍はウクライナの反撃に対してドブロピリャ東南東のポルタフカとヴォロディミルィフカ周辺において地域占領を継続しているとのこと。

ドブロピリャ近郊がロシア軍により突破された背景には、この地域は地形障害物の無い広大な農業地域であり、また防御拠点となる様な集落などがほとんどなく、ウクライナ軍は幾つかの前哨陣地を置いていたのみで、兵力希薄な地域へ、ロシア軍の浸透攻撃が成功してしまった構図とのこと。ロシア軍は攻撃軸に沿って側面攻撃も行っている。

ただ、ロシア軍はこの地域でも装甲車両を活用できていないようで、具体的にはウクライナ無人機がロシア軍の機械化部隊に対して空から脅威を与え続けており、突破口を穿って戦果拡張を行う作戦機動群の投入を阻害し続けているもよう。ウクライナ軍はヴィセレ集落を起点として、ロシア軍の更なる浸透を阻止しようとしているもよう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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